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今回増築したリビングには2400×900×600の新水槽を入れ既存の1800×600×450も設置します。


2400水槽は当然ですがオールニュー、1800は水槽本体はそのまま使用しますがフイルター、ラック、その他備品等はオールニューで揃えました♪



フイルターの方は2400&1800水槽共に上部でフルドライ濾過にて設計しました。

現在使用している1200&1800水槽は通常のWET濾過の上部フィルターに1200はドライタワー、1800は900上部フィルターを利用したドライ槽を設けたWET&DRY併用の濾過でした。


通常大型魚飼育の場合、WET濾過の濾材は高い空隙率をもつ多孔質素材のリング形状の濾材がよく用いられます。




一方、ドライ濾過の場合はプラスティック素材で表面積を多く取る為に複雑な形状にカットされたドライボールが用いられます。


今回はドライ&ウェット濾過のいどちらが良いというのでは無く、素朴な疑問を元にドライ濾過の有効性について書いてみます♪(あくまで私の考えですので)


ウエットとドライ濾過の違いは簡単に言えば濾材を水中に沈めるか?上から水を垂れ流すかの違いだと思います。

濾過材の方はドライボールは浮いてしまうのでウエット濾材に用いる事はありませんが、主にウエット濾材に用いられるリング濾材はドライ濾過にも用いられたりもします。

そこでこれまで誰も触れなかった素朴な疑問?


ドライ濾過は画像のように上から水をドライボールが入ってる濾過槽に垂れ流し、ドライボールに付着したバクテリアによって生物濾過されます。

ドライボールの表面はプラスティック素材の為にツルツルです。
そのツルツルの面に付いたバクテリアだけで一説ではウェット濾過と同じ要領ならその5倍の濾過能力があると言ってる所もあります。

勿論ドライ濾過はバクテリアの活動を活性化させる酸素供給の面でも優れていると言われてます。(こちらはまた後で書きたいと思います)

......と、言う事は、とくリング濾材の宣伝文句で表面積は東京ドームの何倍とか書いてあったりしますが、確かに軽石素材で表面積は凄いかもしれません。

ウエット濾過の場合一番濾過槽を効率よく使おうとするなら、軽石をろ過槽ピッタリのサイズにカットして濾過槽にはめ込んだら濾過槽の容量を最大限利用できます。

しかし、現実的にはかなりゆっくり濾過槽に水を汲み上げないと濾過槽から水があふれて来ますよね。


そして水の通りをよくする為に濾材をリング形状にしたりして水の通りをよくしてます。


.......と、言う事はせっかく多孔質の濾過材を使用しても結局は水は表面を通過するだけで、多くは多孔質濾材の表面に付いたバクテリアが生物濾過を行ってるだけでは無いか?と私は考えました。


確かに見ずに浸かってるので、多孔質素材の奥まで水は染み込みますがはたしてどれだけ水が通過してバクテリアによる生物濾過が行われてるかは目に見えないだけにわかりません、単に水が染み込んでるだけかもしれません。

ドライ濾過の場合、水に浸かってないので濾過槽に入れたドライボール全てが機能するわけではありません。

当然ですが水が流れてるドライボールのみバクテリアによる生物濾過が行われる為にドライ濾過ではいかに満遍なくドライボールに水を通過させるかが濾過効率を上げる為の最大最良の方法です。

そしてここでエアレーションの話です。

わあつぃのエアレーションについての考え方は以前にもブログで書いてますがここでもう一度簡単に書きます。

水槽内でのエアレーションは水中の溶存酸素を高めるために行います。
溶存酸素を高めるには空気を水に溶けこまさないといけません。

飼育書にも水中の溶存酸素を高めるためにエアレーションを行いましょうと書いてあったりしますが、水中でブクブクやってるだけでは酸素は溶け込みません、エアレーションによって水面が波立つ事により空気は水に溶け込みます。

水中でブクブクやっても溶けずに空気は圧縮されて空気中に上がっていってるだけらしいです。

炭酸飲料も栓を開けるまでは大して炭酸の気泡はなくたんなる色の付いた見ずに近いですが、栓を開けボトル内の圧が抜けると解放されたように炭酸の気泡が上昇していきます。

これはペットボトルに栓をして圧を掛ける事により炭酸の気泡は行き場がなく液体に溶け込んでるだけで栓を開けて圧から解放されると比重の軽い気体は上に向かって上昇していきます。

そんな訳で空気は水面から自然に溶け込む以外多くは溶けこまない様です。

ですから水面を波立たせて水面の表面積を増やして空気と当たる場所を増やして溶け込む酸素量を増やすという事です。


この考えはエアレーションについて調べてた時に、どこかの大学教授が書いてた事でナルホドと思い、私も飼育設備に生かしております。

もっとも空気の溶け込み方の考えがちがうだけでやってる事はエアストーンでエアレーションしてる訳ですから同じなんです(笑)

強いエアレーションでブクブクしてるから沢山酸素が溶け込んでると思うか、強いエアレーションで水面が波立ってるから酸素が多く溶け込むな~と思うかの違いです(それをいったらおしまい)



この話を踏まえてドライ濾過に話は戻ります♪

ドライ濾過の有効性については先にも書いた様に、豊富な酸素供給によりバクテリアの活動が活性化して高い濾過能力を発揮するといわれてます。

しかし、ドライ濾過槽にはどこにもエアレーションは施されてません、どの方法でも自然に上から水が流れるのみ........


流れるのみ?
川の流れ?

やはり空気は水面からより多く溶け込むようです♪

ですからこの空気の溶け込み方の考え方を知ってからは、私もウエット濾過槽のバクテリア活性の為にエアレーションしてましたが、今は濾過槽の水を攪拌させるだけで酸素はエアレーションにより濾過槽の水面がより動く為に溶存酸素もより多く溶け込んでるのかな?と考えてます。

考え方のまとめですが、通常のエアレーションでも空気と水が触れ合ってる訳ですから多少なりとも空気は水中に溶け込んでると思いますが、水中に溶け込む多くの空気は水面から自然と溶け込む物と考えてます。

ですからドライ槽はエアレーションが無くても水の流れで多くの酸素が溶け込みウエット濾過の5倍とも言われる濾過能力を発揮するんですね♪

ちなみに2400ドライフィルター用に90リットルのドライボールを注文したんですが、足りるかな?(笑)

アクアマテリアルの辻社長様のお話だととりあえず90リットル入れてみて足りなかったら1800の分も含めて注文すれば?って事で、さらにテトラからもドライボールは出てるらしくやや価格は高いらしいですが形状も変わるのでバクテリアの付き方も変わるので混ぜて使うのも良いんじゃないか?との事でナルホドと思いながら今は家全体の引っ越し妄想中です(笑)

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