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前回の藍底過背金龍♂♀判別法を受けて今回は実践編です♪
♂♀判別法はあくまで私の見解であり、完全な見極めを保証する物ではありません!(見極め率はかなり高いと思います)


ひょんな事から♂♀の判別を調べる事になりAマーク判別法では我が家は♂♀存在するのではないかという結論になり、それではと他の個体を用いてシュミレーションをしてみる事にしました♪



♂♀の判別法の肝はマウスブリーダーであるアロワナは雄の口が大きいというのを大前提に判断するのが大方の見方です。

Aマーク判別法は頬にあるAマークの形状から鰓の大きさを判断して♂♀を見分けようとするものです。

Aマークの崩れた個体が鰓蓋の軟条部分までの距離が長いので鰓が大きく雄個体とする様ですが......

実際WEBやアロワナ専門誌の写真でシュミレーションすると案外Aマークが綺麗な個体が多い(笑)しかもAマークが崩れる中央付近で鰓の大きさを判断するのは無理があるなと思いました。

それでも雄個体は♀雌個体よりも口や鰓が大きいというのは理解できますので、他の部位を探すとありました。

画像の矢印の部分です♪
詳しい説明は前回で書いてるので省きます。

今回は実践編と言う事で、これまで言われている♂♀判別法をまとめてみました。


サイズ/雄:大きい(成長早い)雌:小さい(成長遅い)
上がり/雄:良い 雌:悪い
鱗底/雄:金底 雌:藍底
鱗光沢/雄:ザラっとした光沢 雌:つるっとした光沢
顎(正面から見て)/雄:左右に張り出している 雌:緩やか
顎の長さ/雄:長い(顎ズレしやすい?) 雌:短い
胸鰭の長さ/雄:長い 雌:短い
顔/雄:大きい 雌:小さい印象
鳴く/雄:鳴く 雌:雌でも鳴く事がある


ざっと♂♀の判別に言われている事を簡単に書きだしてみました。

これらを踏まえても鰓の形状で判断するのが一番確率が高いかと.....
藍底過背金龍に限らず全てのアジアアロワナに当てはまる特徴だと思います♪


我が家の雌と思われる個体です。

画像で説明しますと緑の矢印の部分です。
雌は赤と黄色で示した様に、鰓の端の部分の形状が綺麗な半円か尻すぼみ(下側が狭い)形状です。


一方、雄は鰓の形状がなんとなく角ばってる印象があります。

黄緑色で示しましたが、鰓が長方形か下膨れ(下側が角張って出ている)の形状です。


この鰓の形状での♂♀判別はかなりの確率で、判別できると思います。
♂♀ペアの画像での判別ならほぼ100%見極められるといっても過言ではないでしょう。

しかし、この判別法はある程度大きくなってからでないと難しいです。
幼魚や稚魚の段階では♂♀いずれも綺麗な半円の鰓蓋形状をしています。
実際、稚魚の段階で顎の形状や長さ、顔の大小を見極める事も難しいとは思いますが.....


ある程度の大きさの個体を判別する場合でもペアなら明らかに鰓蓋形状が違うので判りますが、個体単独で見ると微妙な個体が存在するのも事実ですし、逆に明らかに判別のつく個体も居ます。

そこで、これまで言われている判別法を、合わせて判別することになります。

そして最近の物でアロワナ専門誌や熱帯魚誌のアロワナ特集のQ&Aや飼育手引きの記事で雌雄の判別方として書かれていたものを挙げたのが上記の物です。

実際鰓形状判別は我々が多く購入するであろう18~25㌢サイズでは判別が付きにくいのも事実です。
そこで上記の判別方と合わせて選別するのでうsが、当ブログは藍底過背金龍という括りで書いてますので、アジアアロワナの雌雄の選別だけでなく藍底過背金龍としての選別とも考えた場合、鱗の青さは勿論ですが光沢の質にこだわった方がよろしいかと思います。

仮に雌雄は外れても藍底過背金龍として良い個体を選別しようという考えです。


我が家の守護神龍。
今回の判別方、日ごろの考察と合わせても雄の可能性が非常に高い個体です。

鱗の光沢はザラっとした光沢です。
鱗はスカイブルー~青色です。
今年春3歳です。




我が家のもう一匹の藍底過背金龍ブーン君です♪
ワンブーンファーム産
今年春で2歳です。

光沢のある青いう鱗です♪
これまで4匹の藍底過背金龍を飼育しましたが、このタイプの鱗を持つ個体は5匹目にして初めてとなりました♪

これまでの事から言いますと、このつるっとした光沢をもつタイプの藍底過背金龍の方が青く、長く青さも維持するように思います♪

しかし、下取り個体等ある程度性熟した個体を購入してペアリング&繁殖を目指す方には鰓形状雌雄判別は非常に有効な判別方だと思います。

しかし、微妙な個体も居ますから産卵経験のある多くのペアを見て選別眼を磨くと雌雄判別の正確さも上がります。

この鰓形状雌雄判別方なんですが、ググったり専門書を調べた限りでは特に書かれてないんですよね。

鰓が大きいとか顔が大きいと中傷的表現はされても鰓の形状までの具体的な表現はされてません!!

この判別方は性熟した個体に限って言えば、かなり簡単に確実に選別でいるポイントです。

私がかるく調べただけでも気が付いたのに、業界が気が付かない事は無いと思いませんか?

まぁ、雌雄が判れば販売上上手くない事もあり、あえて口にしないのは業界の暗黙の了解みたいな感じだったんじゃないでしょうか?

当然、私も人から聞いた話なら、書かなかったと思いますが(その辺りの空気は十分に読みます)、自分で調べて感じた事なんで(空気読まずに)書きました。

この方法も雌雄を100%判別できる訳ではないので、判別方の一つとしてもらえればと思います。


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